- きちんと洗顔をしているのに肌がベタつく
- ニキビが繰り返しできてしまう
- オイリー肌だけど細かいシワができやすい
こんな症状ありませんか?
間違った洗顔やケア方法で、知らず知らずのうちに肌がインナードライを引き起こしているかもしれません。
本記事では、10年以上ニキビに悩んだ私が実際のニキビ克服体験談をもとに「インナードライ肌とニキビの関係性」「インナードライ肌を改善するための洗顔・ケア方法」について解説しています。
もくじ
ニキビの原因に!?インナードライ肌とは
インナードライ肌とは、肌の表面はベタつくのに内側は乾燥している状態のこと。
インナードライになると、肌は水分を蒸発させまいと過剰に皮脂を分泌してしまいます。そのためニキビや肌荒れを繰り返す原因となっていることも。
また「ベタつくからオイリー肌だと思い込んでいたら実はインナードライを引き起こしていた」というのも実はよくあるケース。
わたしは10年以上ニキビに悩んできましたが、スキンケアに迷走していた20代の頃は典型的なインナードライ肌でした。
ニキビやベタつきが気になるからと洗浄力の高いスッキリタイプの洗顔フォームを使い、ベタつくのがイヤだから保湿は軽めに…と思っていたのですが、これが悪循環を引き起こしていたわけですね(汗)
そんな経験があるからこそ、今伝えたいのは「そのニキビ、インナードライが原因になってない?」ということ。
今はニキビがほとんどできなくなりましたが、しつこい大人ニキビを克服できたのはインナードライを改善したからというのも理由のひとつだと思っています。
今すぐできる、インナードライの見分け方
まずはご自分の肌がインナードライになっていないか見極めてみましょう。
以下に当てはまる項目が多い方はインナードライを引き起こしている可能性があります。
【インナードライ肌のチェックリスト】
- 洗顔直後はカサつきが気になる
- 洗顔後、時間が経つとベタついてくる
- 毛穴が開きやすい
- ニキビができやすい
- 肌にハリがない
- 細かいシワ、ちりめんジワができやすい
なお、「ベタつく」という点ではオイリー肌と症状が似ていますが、オイリー肌は皮脂が多いので「シワができにくい」という特徴があります。
そのためベタつくのに細かいシワができやすいという方は特にインナードライになっている可能性大です。
インナードライ肌になりやすいのはこんな人
- 若い頃のケアをずっと続けている
- とにかくさっぱり系のケアが好き
- スクラブ洗顔、ピーリング石鹸などしっかり洗える系のアイテムを多用している
- ベタつくのが苦手で、乳液やクリームを使っていない
↑大人ニキビを繰り返していた以前のわたしは全部当てはまっていました^^;
美容皮膚科の先生に言われて、洗顔やら保湿やら根本的なケアをすべて見直したわけです…(猛省)
やってはダメ!インナードライ肌にNGなケアはコレ
さて、ここからはインナードライ肌にNGなケアをご紹介します。
当てはまる!という方は今日から気をつけてみてくださいね。
皮脂の取り過ぎ
ベタつきが気になるからとあぶら取り紙を頻繁に使っていませんか?
あぶら取り紙は皮脂の吸収率が高いため、使いすぎると肌が「油分が足りない」と認識して過剰に皮脂を分泌してしまいます。
ベタつきやテカリが気になるときは折りたたんだティッシュで優しく抑えるのがおすすめ。ホホなど乾燥しやすい部分は特に皮脂の取り過ぎには気を付けるようにしましょう。
間違った洗顔
あぶら取り紙と同様、皮脂を取りすぎてしまう洗顔にご注意。
また、熱すぎるお湯での洗顔やスクラブが入った洗顔フォーム、男性用の洗顔フォームなど、「皮脂をごっそり取り除く系」アイテムの多用もNGです。
過剰なピーリング剤の使用
ザラつきが出てくるとつい使ってしまうのがピーリング系コスメ。古い角質を取り除くという意味では正解なのですが、ピーリングをやりすぎると乾燥の原因になってしまいます。
成分表にAHA(グリコール酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸など)やサリチル酸と記載のあるものはピーリング効果があるため、過剰に使いすぎないように気を付けましょう。
ザラつきが気になるときは美容クリニックでのケミカルピーリングがおすすめ。最近は保湿効果のあるピーリング治療もあるので症状に合わせて選んでみてください。
アルコール(エタノール)が含まれる化粧水の使用
いわゆる拭取り化粧水に多いのがエタノールが含まれているもの。
わたしも以前愛用していました。拭取るとさっぱりして気持ちいいんですよね。
ただしこちらも使いすぎにはご注意です。アルコールは肌を乾燥させてしまうので、インナードライを治すまでは使用を控えたほうが賢明です。
インナードライを改善する方法
悩める大人のインナードライ肌を改善するポイントは「水分・油分を落としすぎない」「しっかりと保湿をする」の2つ。
それぞれを詳しく見ていきましょう。
【1】水分・油分を落としすぎない
洗顔はぬるま湯で丁寧に
皮脂を落としすぎないためにも、洗顔時のお湯の温度は30~36℃(人肌ぐらい)を目安するのがベストです。
ベタつきが気になるときにはいつもの倍ぐらいしっかりすすぐように心掛けてみてください。
なお、顔を洗いすぎるのもNG。洗顔は1日2回までを上限としましょう。
クレンジング(メイク落とし)は強すぎないものをたっぷり使う
クレンジング(メイク落とし)は乳液・クリームタイプがおすすめ。
クレンジングシートや水クレンジング(コットンで拭き取るもの)は肌への摩擦が起きやすいのでおすすめしません。
また、オイルタイプはしっかりメイクもするっと落とせますが、皮脂も一緒に落としてしまうため乾燥しやすくなります。
メイクの濃い日はアイメイクだけポイントメイク落としを使用するなど、部分ごとに使い分けて肌への負担を減らすにように心掛けましょう。
なお、クレンジングは「量をたっぷり使う」のもポイント。クレンジングの量をケチると肌への摩擦が増え、インナードライだけでなくくすみやシワの原因となってしまうため注意が必要です。
洗顔料は肌への負担が少ないものを
前述の通り、肌がベタつくからとスクラブが入った洗顔フォームや男性用の洗顔フォームなど、「皮脂をごっそり取り除く系」アイテムの多用はNG。
実際に使ってみて、洗顔後に肌がつっぱるものは避けたほうが無難です。
また、洗顔料は季節によって替えるのがベスト。夏は高温多湿でどうしても汗や皮脂が多くなり、反対に冬は乾燥しやすいため、シーズンごとに洗顔料を使い分けることでインナードライや肌荒れを予防することができます。
【2】保湿はしっかり行う
化粧水でしっかりと水分補給
化粧水には肌を柔軟にし、水分を補給する役割があります。インナードライをはじめ、肌の乾燥対策には欠かせません。
こちらもケチらずにバシャバシャ使えるものを選びましょう。
●化粧水はコットンよりも手のひらで
コットンを使用すると化粧水を均一につけられるというメリットがありますが、その反面、肌をこすってしまい摩擦を引き起こしてしまうこともあります。
これらのリスクを考えると、化粧水は手でつけるのが無難。
ただし、手でつける場合も肌をこすらないように注意が必要です。肌の調子を確認しながらハンドプレスする感じで丁寧に入れ込むようにしましょう。
乳液・クリームで肌のバリア機能アップ
乳液・クリームは肌に油分を与え、バリア機能をアップさせます。また、化粧水などの水分蒸発を防ぐ「フタ」の役割も果たします。
ベタつきが気になるとつい敬遠しがちですが、インナードライを改善するには必要不可欠。
重たいクリームが苦手という方は、まず軽めの乳液から選んでみてください。
●フェイスマスク(パック)もおすすめ
より化粧水の浸透を高めたいという方には、肌を密閉できるフェイスマスク(パック)がおすすめ。
私はいつも美容オイル⇒化粧水⇒フェイスマスク⇒乳液、の順で使用しています。
フェイスマスクをしながらドライヤーを使うので、ドライヤーの風が顔に当たるのも防げて一石二鳥。
ただし時間を置きすぎると逆に乾燥していまうので、放置しすぎないように気をつけています。
スキンケアを見直してニキビを改善しよう
以上が、長年美容皮膚科に通い、美容クリニックで働いていた私が実践しているインナードライ肌の改善方法です。
もちろんインナードライが改善されたからといってすぐにニキビが治るとも限りませんが、ベタつきやすいインナードライの状態がニキビの一因となっている可能性は高いです。
特に若い頃からずっと同じケアを続けている方、ニキビだけでなく小ジワができやすい方は一度洗顔方法やスキンケアを見直してみてはいかがでしょうか。
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