比較的手軽にできる脇汗・多汗症治療と言えば「ボトックス注射」。
「脇ボトックス」「ワキボト」などとも呼ばれるメジャーな治療です。
今回は、脇ボトックスを6回以上受けた私が、痛みの程度や痛みを緩和する方法についてご紹介します。
もくじ
脇ボトックス(ワキボト)とは
手軽な多汗症治療の定番である脇ボトックス。
脇ボトックスとは、脇の下にボトックスを注射して汗の分泌を抑える治療です。
原因となる汗腺に直接働きかけるため、制汗剤よりも効果的に汗を止めることができます。
- 脇ボトックスの持続期間:数ヶ月~半年程度
- 費用:12,000円~150,000円程度
(平均3万円、ジェネリックなら1万円前後で受けられるクリニックが多い)
脇ボトックスはどのぐらい痛いのか
脇ボトックスは通常注射で薬剤を注入するため、チクッとした痛みがあります。
脇全体にまんべんなく注入するので、細かくチクッチクッと続く感じ。
激痛というわけではありませんが、地味に痛いです。
なお、脇ボトックスでは採血などで使用する針よりもずっと細い極細針を使用するため、採血よりは痛みは少ないと思います。
ただ脇下全体に注射をする(=刺す回数が多い)ので、1~2分はガマンしなければなりません。
注射後の痛みや内出血はほとんど気にならない
注射後は、傷や内出血もほとんど気になりませんでした。
直後は虫刺されみたいな腫れがあって、数時間後には内出血がほんの少し出る程度。
痛みはなく、内出血も翌日には完全に消えていました。
↓こちらが直後と3時間後の実際の写真です↓
脇ボトックスの痛みを抑えるための対策
クリニックにもよりますが、注射前に表面麻酔(クリーム麻酔、シート麻酔など)やアイシング(冷却)を行うことで痛みを緩和させます。
ただし、表面麻酔は肌表面の感覚が少し鈍くなる程度なので、痛みが完全になくなるわけではありません。何もしないよりは断然マシですが。
なお、表面麻酔は無料のクリニックもあれば有料のところもあるので、事前に確認しておくと良いかと思います。
私はいつもアイシングのみで、表面麻酔は使いません。
有料の場合、別途3,000円ぐらいかかるので、節約節約(笑)
針を使わない脇ボトックスとは
「痛いのが本当に苦手」という方には、MEDJET(メドジェット)という、針を使わずに注入する方法もあります。
その細さは、なんと蚊の半分。めちゃくちゃ細いですね。
メドジェットとは水溶性製剤を0.03mm(30ミクロン)のジェット水流で皮膚面に噴射することで、針や麻酔を使用せず、治療を行うことができます。
通常の注入法で使用する針が0.26mm、蚊に刺される時の針が0.06mm、メドジェットは0.03mmしかありません。蚊に刺されても気づかない事が多いですが、メドジェットはさらに細いため、麻酔を使用せずに治療をすることができます。
引用:恵聖会クリニック ボトックス
MEDJET(メドジェット)を導入しているクリニックは少ないのが現状ですが、例えば以下のクリニックで受けることができます。
料金、通常のボトックス注射+5,000~10,000円(健康保険適応外)で設定しているクリニックが多いようです。
※大手の美容外科ではあまり導入されていないようです
脇ボトックスは痛みに見合う治療なのか
友人に「そこまで痛い思いをして受ける価値があるのか」と聞かれたことがあるのですが、「断然、見合う価値あり」で即答します。
実は先日、多汗症の超音波治療(脇下を2cm位切って汗腺を除去する治療)を受けたのですが、完全に脇汗やニオイがなくなるわけではなく。
ワキボトのほうが、脇はサラッサラになるんだな~ということを知りました。
何よりも、5分ぐらいの注射で手軽に脇汗や汗によるニオイを軽減できるのは嬉しいですよね。
ちょっと痛いけど、脇ボトックスはかなりおすすめ
脇ボトックスは、こんな方におすすめです。
- 汗が気になるけど手術するほどでもない
- 夏だけ汗を抑えたい
- 手軽な治療がいい
- ニオイや汗の程度が軽度である
- ワキだけでなく、手のひらや足の裏の汗を抑えたい
脇ボトックスは脇汗・多汗症治療中でもダントツの手軽さが一番のポイントかなと思います。
痛みについては個人差もありますが、「私的には全然ガマンできる程度」とお伝えしてきます(`・ω・́)ゝ
脇汗やニオイが気になるという方は、ぜひ医療機関に相談してみてはいかがでしょうか。
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