実際に受けて分かった、自毛植毛のメリットとデメリット【女性の薄毛改善】

実際に受けて分かった、自毛植毛のメリットとデメリット【女性の薄毛改善】 自毛植毛・ヘアケア

薄毛に10年以上悩んできたくま子です。
育毛シャンプーから育毛サプリ、発毛剤まで様々な薄毛治療を試してきましたが、最終的に自毛植毛を受けました。

女性の植毛はあまり一般的ではないかもしれませんが、男性と同じようにおでこや頭頂部(つむじ)、分け目など気になる部位に植えることができます。

今回は自分自身の植毛体験から、実際に受けて分かった自毛植毛のメリットとデメリットについて解説します。

「女性だけど薄毛に悩んでいる」「自毛植毛が気になるけど、メリットやデメリットを知りたい」こんな方に向けた記事です。

自毛植毛のメリット・効果

【1】自分自身の髪の毛が生えるため、とにかく自然

自毛植毛の最大のメリットは、「自分自身の髪の毛」が生えてくるということ。ウイッグでもなければ人工毛でもない、100%自分の髪の毛です。
自分の髪を植えることのメリットは以下の通り。

  • 仕上がりが自然
  • ウイッグのようにズレたりする心配がない
  • 一度生えてしまえば周囲にバレにくい
  • 年齢を重ねても自然な白髪になり、違和感がない

施術やダウンタイムを乗り越えてしまえば、自然でバレにくいというのが何よりも嬉しいポイントかなと思います。

受けてしまえばあっという間なのですが(笑)、ダウンタイムや経過に関しては自毛植毛日記に綴っていますので、ぜひ併せてご覧ください。

女性の自毛植毛体験ブログ(1)手術準備と後頭部の刈り上げ_施術前

女性の自毛植毛体験ブログ(1)私の薄毛事情と植毛手術当日の話

2018/01/25

【2】薄毛の影響を受けにくい毛根が移植できる

自毛植毛に使用するドナー(毛根)は後頭部から採取します。後頭部は薄毛の原因となる男性ホルモンの影響を受けにくいため、ほかの部位に比べて抜け毛や薄毛に強い毛根が備わっています。

しっかりとしたドナーを選別して採取できるため、つむじなど薄くなりやすい部分に移植しても抜け毛や薄毛のリスクが少なく、一度植えてしまえば半永久的に髪の毛が生えてきます。

【3】毛根がない場所からも髪の毛が生える

自毛植毛は、毛根がない場所や機能が止まってしまって生えてこない場所にも移植が可能です。
わたしは頭頂部(つむじ)に植毛しましたが、おでこなどの生え際や分け目に植える女性も多いのだとか。

その気になれば眉毛にも植毛できるそうです。ケガなどで部分的に生えてこなくなってしまった場合にも自毛植毛で治療が可能というわけですね。

機能が止まってしまった毛根に育毛剤などで働きかけるのは困難なので、「毛根のないところに植えられる」というのは自毛植毛の大きなメリットと言えます。

※自毛植毛手術翌日の様子
実際に受けて分かった、自毛植毛のメリットとデメリット【女性の薄毛改善】

【4】自毛植毛施術は日帰りで、植毛後はメンテナンス不要

自毛植毛は日帰りで施術を受けることができ、ダウンタイムさえ過ぎればメンテナンスは一切不要です。内服薬などで治療を続ける方もいますが、人工毛のような定期的なメンテナンスは必要ありません。

ただし、育毛剤や頭皮マッサージなどのケアを続けることでより頭皮の健康を保つことができます。

【5】拒絶反応が起こりにくく、一度の施術で高い生着率が得られる

日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」によると、自毛植毛の生着率は82.5%以上とされています。

自毛植毛は自分の毛根なので移植による拒絶反応が起こりにくく、定着してしまえば普通の髪と同じように自然に生えてきます。

2015 年度において世界全体で 397,048 件(男性 84.7%,女性 15.3%)の自毛植毛術が実施されている(68).さらに,Beehner は著書の中で複数の報告を検討し,自毛植毛術は 82.5%以上という高い生着率が得られることを記載している(69).
参考文献:(68)International Society of Hair Restoration Surgery(ISHRS)2015 Practice Census: Extrapolated number of hair restoration procedures worldwide. International Society of Hair RestorationSurgery, 2015; ISHRS Practice census 2015.(レベル V)
(69)Beehner ML: Graft survival, growth, and healing studies:studies of hair Survival in grafts of different sizes. In:Unger WP, Shapiro R. eds. Hair Transplantation, NewYork: Marcel Dekker, 2004; 261―279.(レベル V)
引用:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版

自毛植毛のデメリット・副作用

【1】費用が高い

自毛植毛の一番のデメリットは費用が高いということ。植毛の本数にもよりますが、安いところでも最低40~50万円ぐらいは掛かってしまいます。

わたしも費用面は一番気にかかかるところでしたが、毎日鏡を見て悩むよりも根本治療したい!と思い、一念発起して受けることに決めました。

結果、育毛剤や育毛シャンプー、ヘッドスパなどお金を掛ける部分が減ったのと、ヘアセットの時間が短縮できたこと、そして何よりも精神面の健康を手に入れることができたので充分元は取れたと思っています(`・ω・́)ゝ

【2】ドナー採取のため後頭部を刈り上げる必要がある

ドナーは後頭部から採取しますが、その際後頭部を刈り上げる必要があります。刈り上げるイメージはこんな感じですね。
以下はわたしがアルタス(ARTAS)の自毛植毛を受けたときの実際の写真です。

【自毛植毛】髪を下せば、刈り上げ部分は見えません

1週間ほどで五分刈りぐらいまで髪が生えてくるので頭皮は割とすぐ見えないようになりますが、最初はやはり気になりました。
しばらくまとめ髪にしていたものの、風が吹いたときに刈り上げ部分が見えるのではないかとハラハラ(笑)。

ちなみに髪を下すとまったく分かりません。女性のほうが隠すのは楽かもしれませんね。
男性は丸刈りかツーブロックにするか、ケガと言ってごまかす方が多いそうです。

なお、アルタス(ARTAS)などの自毛植毛ロボットを使用する場合は必ず刈り上げる必要がありますが、どうしても刈り上げるのがイヤな場合は「刈り上げない自毛植毛」を行っているクリニックもあります。

例えば、自毛植毛の大手である親和クリニックは「刈り上げない自毛植毛(NC-MIRAI法/ナチュラルカバーリングミライ法)」が有名ですね。

刈り上げない場合、医師が1本1本手作業でドナー採取(FUE法)をするためどうしても費用は高くついてしますが、治療後は隠したりする必要がないのでやはり楽かと思います。

わたしも当初美容室へ行くことに抵抗がありましたが、隠してもしょうがないと思いネタだと思って正直に話してしまいました(^_^;)
クリニックによっては提携している美容室を紹介してくれることもあるので聞いてみるとよいかもしれません。

【3】ダウンタイムがある

自毛植毛にはいくつか手法がありますが、大きくは3つに分けられます。それぞれのダウンタイムは以下の通りです。

  • ロボット植毛(アルタス)

アルタスは適したドナーを自動的に判別する「ドナー採取ロボット」です。
メスは使わず切開しないので傷は非常に小さく、回復も早め。術後の痛みもほとんどありません。
(わたしの場合は、処方された痛み止めも使用せずに済む程度でした)

  • FUE法(切開しない)

FUE法は1本1本手作業でドナーを採取する方法です。
こちらも切開しないので傷は小さく、比較的回復も早め。痛みも少ないとされています。

  • FUT法(切開)

FUT法はメスで頭皮を帯状に切開し、ドナーを採取する方法です。
頭皮を切除するため傷が残りやすく、痛みも感じやすいとされています。

ちなみにこれらの手法は「ドナー採取方法」の違いとなります。移植作業は、基本アルタス(ARTAS)・FUE法・FUT法いずれの場合も1本ずつ手作業で行います。

【4】ショックロスが起きる場合がある

「ショックロス」とは自毛植毛の副作用で、植毛した部分のまわりの毛が抜けてしまう症状のこと。自毛植毛を受けた人のうち約20%に発症するもので、男性よりも女性のほうがショックロスが起きやすいとされています。

ショックロスは植毛後1~2ヶ月後に起きやすいと聞いていたのでどのぐらい薄くなるものなのかとハラハラしていたのですが、私の場合は一時的に抜け毛が増えただけで、そこまで薄くならずに無事髪が生えてきました。

念のため買っておいた「頭皮を茶色く染める薄毛隠し用スプレー」も使用しないまま終わり。当たり前ですが、ショックロスの症状にも個人差がありますね。

【5】髪が生えてくるまでに時間がかかる

自毛植毛後「髪の毛が伸びてきた」と効果を実感するのは移植後6ヶ月後ぐらい、しっかり生え揃うのは1年後ぐらいとなります。

即効性はないの?と思われるかもしれませんが、自毛植毛は毛根を移植するとその毛が一度抜けて、その後に新しい毛が生えてくるので時間が掛かります。

もし早く効果を実感したい場合には、ミノキシジルなどの発毛剤(内服薬)を併用するのが効果的です。

自毛植毛の最大の特徴は「根本解決」になること

メリット・デメリットの両方がありますが、自毛植毛の最大の特徴は「根本解決」になるということ。

もちろん植毛後も抜け毛を防ぐために頭皮環境を整える努力は必要ですが、「髪がある」というのは自分の自信になりますよね。

投薬治療は続けなければ効果がなくなってしまうので、言ってみれば薄毛を緩和するための対処療法。飲み続ければ副作用の心配も出てきますし、どれだけお金や時間を掛けても、残念ながら悩みの根本解決にはなりません。

【結論】女性だけど、自毛植毛を受けてよかった

ポジショントークのようですが、控えめに言って、自毛植毛は人生でやってよかったことのひとつです。

私は頭頂部(つむじ)が薄くて後ろからみるとつむじが割れて頭皮が見えるのが悩みだったのですが、一度の施術で10年越しの悩みが解消しました。

といっても、抜け毛が多くてもともと髪の量が多いわけではないので今でも育毛剤などでケアを続けていますが、毎日鏡の前で「ちゃんとつむじを隠せているか」と心配しながらヘアセットをしていた時間が短縮されたわけですから、かなり満足度が高いです。

女性で自毛植毛という選択肢はなかなか出てこないかもしれませんが、こういった情報が過去の自分のように薄毛に悩んでいる方に届けばいいなと思っています。

薄毛に悩んでいる女性や育毛剤などの治療に限界を感じている方は、自毛植毛も選択肢のひとつに入れてみてはいかがでしょうか。