陽気が気持ちいい季節。しかし、暖かくなってくると浮上してくるお悩みがひとつ。
そう、知らぬ間にお気に入りの服に汗ジミを作ってしまう、憎っくき脇汗。
グレーなんて絶対着れないし、夏は着る服が限られてしまうのが悲しい…
そんな私ですが、ここ数年はだいぶ快適に過ごせています。
本記事では、悩みに悩んだわたしがたどり着いた脇汗対策についてご紹介したいと思います。
もくじ
制汗剤でワキがかぶれる…(泣)
市販の制汗剤でかぶれることってありませんか?
制汗剤は数あれど、私は肌が弱いので使える制汗剤が限られてしまいます。
スプレータイプはかぶれて炎症を起こしてしまうため、全部NG。ロールオンやローションタイプも商品によってはNG。使えるのは固形タイプのもののみ。
悲しきかな、夏が来るたびにワキがかぶれ、何度皮膚科に通ったことか。
しかもかぶれると痒くて掻いてしまうんですよね。そしてそれが色素沈着の原因に。
制汗剤で炎症が起きてしまったときは、掻かずに皮膚科へGOが正解。軟膏をぬりぬりすると割とすぐに治まります。
制汗剤で大失敗!記憶から抹消したい、脇汗トラブル
学生時代からずっと市販の制汗剤を使用してきましたが、いろいろなものを試してはかぶれて、皮膚科に通っての繰り返し。
ようやく「スプレーはダメだけど、これなら大丈夫かも?」とたどり着いたのが、ロールオンタイプのものでした。
バイト先での悲劇…
当時焼肉屋さんでバイトをしていた私。その日チョイスしたのは、ふんわり清楚な石鹸の香りつきの制汗剤でした。
焼肉屋さんのバイトって臭いがすごいんですよね。お肉の脂と食べ物、煙のニオイ。終わる頃には脂と煙と汗のニオイが下着にまで染み付いてしまうのです。
当時大学生だったわたしは、脇汗対策のためにたっぷり制汗剤を塗ってバイトに励んでいました。
忙しくなる時間帯、なんだかモワンと変なニオイが。
お客さんの香水かと思いきや、ニオイのもとは何とわたし…。
脂と汗と石鹸が混じりあった何とも言えないニオイで、思わず吐きそうになるぐらいの悪臭でした。
焦りMAX。
とりあえずトイレに直行し、汗ふきシートでワキと身体を拭きまくる。
…消えない。
ニオイが服に染み付いてしまったわけです。
お客さん用の消臭スプレーを制服にかけまくり、パタパタ乾かしてバイトに戻りました。
その日は冷や汗、脂汗にも耐えながら何とかやり過ごしましたが、他のスタッフに気づかれたかは不明…最後まで怖くて聞けず(泣)
汗っかきの制汗剤は「無香料」一択!
汗のニオイ×ワキの雑菌×香りモノはおぞましいニオイを発します。
汗を大量にかく日に香り付きの制汗剤は絶対避けるべし!
10年以上前のあの日から、心に深ーーく刻まれています。
汗っかきさんは無香料がマスト!おすすめの制汗剤はコレ
以上の経験から、人一倍汗っかきな方は普段から無香料を選ぶことをおすすめします。
といっても、制汗剤・デオドラントは商品がたくさんあって何かよいのか悩みますよね。
これまで使用した制汗剤のなかで、肌の弱い私が使ってもかぶれなかったもの、効果の高かったものをご紹介します。
デオナチュレ クリスタルストーン
ディオナチュレのクリスタルストーンは、水に濡らしてから塗るタイプ。ミョウバンの結晶でできています。
汗を止めるというよりもニオイ対策に使用しています。
服に色がつかず、効果も1日持続
ディオナチュレにはソフトストーンもありますが、クリスタルはソフトストーンよりも減りが遅く、コスパ良し!
クリスタルストーンは服に色がつかないのもポイント◎
効果は丸一日余裕で過ごせるぐらいでまったく問題ありません。
クリスタルストーンは水に濡らすのが少し手間なのですが、洗面所でサッと濡れば思ったほど面倒ではないですね。
医療機関専売品の制汗剤 パースピレックス
↑(左)ボディ用、(右)ワキ用
※画像引用:Riemann公式サイト(https://www.riemann.com/product/)
パースピレックスはクリニックで販売されている制汗剤(医薬品)。脇汗用ロールオンタイプとボディ用のローションタイプがあります。
ボディ用のほうが濃度が高く効果も高いようですが、成分が強いためワキには使用できません。
ワキがかぶれやすい私は、ロールオンタイプでも毎日使うと少し痒くなってしまい…。3〜4日に一度ぐらいの使用だと問題ありませんでした。
効果が高い分、肌が弱い方はちょっと気をつけたほうがよいかもしれません。
特許処方で効果は数日間持続!
特許処方により長時間効果が持続するもので、臨床データも発表されています。
今はボディ(手足)用のローションタイプを使用していますが、市販のものとはかなり効果が違います。
1回塗ると3日はクサくならない安心感!もう手放せないぐらい、長年愛用しています。
※パースピレックスはAmazonでは取り扱いがありません(2020年5月時点)
パースピレックスは意外とコスパよし!
パースピレックスは3日に一度ぐらいでいいので、とっても楽チンです。市販の足用制汗剤は、毎朝ヌリヌリしなきゃいけないのが面倒なので…。
なおパースピレックスは医療用制汗剤のためお値段は少し高めですが、使う頻度が少ないため意外とコスパが良いのです。
ボディ用を週に1~2回使用しても1本で1年ぐらいは持ちますね。面倒くさがりの方にはパースピレックスがおすすめです。
ディオナチュレ、パースピレックスは多汗症には効かない?
ディオナチュレは汗のニオイには効果大ですが、汗を抑える効果はほとんど感じませんでした。
口コミを見ても、汗を止める目的で使用されると満足度は今ひとつという声が多いようです。
市販の制汗剤は成分の規制が厳しいため、配合できる量や強さに限りがあるんですね。
パースピレックスは医療機関専売の制汗剤(医薬品)で、成分はやや強め。1回の使用で3〜5日は効果が持続するのが嬉しいポイントです。
ディオナチュレに比べ制汗効果はやや高く、そこまで汗をかかない日はパースピレックスでカバーできますが…
超絶汗っかきな私は、夏場や運動時は汗を抑えきれず。いやいや、それどころか初夏に小走りをしたらもうアウトです。
ニオイは気にならないものの、残念ながらパースピレックスでも汗ジミはできてしまいました。
ディオナチュレもパースピレックスも、汗を抑えるというよりはニオイ対策で使用するのがベストかもしれません。
他にも、汗を強力に止めます!という制汗剤もいろいろ使ってみたのですか、成分が強いかかぶれたり肌が荒れたりで今ひとつ合うものが見つからず。
市販品で根本解決は難しいのかなぁというのが現状の感想です。私の肌が弱すぎるのかしら…。
汗を抑えるには、他にどんな方法があるの?
市販の制汗剤でどうにも太刀打ちできない場合、おすすめしたいのがクリニックでの脇汗・多汗症治療。
実は私、もともと美容クリニックで働いており、美容医療については人よりちょっと詳しいのです(* ^ω^ *)
ワキガや多汗症の治療でレーザーや切開手術のワキガ治療があることはご存知かもしれませんが、実は注射するだけの簡単な方法もあるんですね。
使用するのは、ボツリヌストキシンという薬剤。ボトックスとも言われます。
※ボトックスは実は米国アラガン社の商品名。ボツリヌストキシンの代名詞にもなっています。
ボトックス(ボツリヌストキシン)は筋肉の活動を抑えることで汗を抑制する働きがあり、多汗症とワキのニオイ予防に有効です。
重度のワキガにはレーザーや切開の根本治療をおすすめしますが、多汗症はボトックス注射でも充分効果がありますよ。
脇ボトックス注射のデメリットは?
脇ボトックス注射のデメリット。それは、数ヶ月~半年ぐらいで効果が切れるので定期的に受けなければならないということ。
なので私は年に2回、脇汗対策にボトックスを打ってもらっています。
もうね、本当に快適。ワキがいつもサラサラで、ワキの汗ジミも怖くなくなります。
ノースリーブもOK!
制汗剤を持ち歩かなくてもOK!
夏だけでも脇汗を何とかしたいという方は、ぜひボトックス注射を試してみてくださいね。
ワキのボトックス注射って痛くないの?
全然痛くないですよ!
…と言いたいところですが。痛いです。注射ですから(笑)
ただ、針が細いので我慢できないほどの痛みではありません。ワキの広い範囲にチクチクッと打っていき1~2分であっという間に終わるので、少しだけ我慢。
麻酔クリーム(有料のクリニックが多い)を塗ることもできますが、クリームタイプの麻酔はそこまで強くないので、多少痛みが緩和されるものの痛みがゼロにはならないことがほとんどです。
最終的に私がたどり着いた脇汗対策はコレ!
- 初夏の手前、4~5月頃にボトックス注射(1回目)
- 残暑が厳しい8月後半~9月上旬頃にボトックス注射(2回目)
- 12月~1月頃から徐々に効果が弱くなってくるので、4月頃まで制汗剤で対処
本当は年3回打てればいいのですが、年2回なのは予算の都合上…(笑)
ボトックスは1回目よりも2回目、3回目のほうが効果が持続しやすいと言われているので、継続して注射するとより効果的ですよ。
制汗剤でかぶれやすい方や、多汗症の方、多汗症というほどでもないけど脇汗が気になる方には、美容医療(ボトックス注射)という選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。
脇汗を気にすることなく、毎日を快適に過ごしたいですね。
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