脇ボトックス注射を受けて、脇汗が劇的に減った森乃です。
あまりに快適すぎて、今では年に2回、これまでに6回以上はボトックス注射を受けています。
そんな脇汗に効果が高い脇汗ボトックス注射ですが、稀に「脇ボトックスが効かない」という方もいます。
なぜ効果がないのか?その理由と対処法について解説します。
もくじ
脇ボトックス注射とは
脇ボトックス注射(ワキボト)とは、薬剤をワキの下に注射することで、脇汗を抑制する治療です。
使用する薬剤は「ボツリヌス・トキシン」というもので、汗の神経をブロックさせる働きがあります。
効果は注射後3~4日目から出はじめて、約3~6ヶ月ほど持続します。(※個人差あり)
脇ボトックス注射が効かない理由
脇ボトックス注射が効かない場合、大きく4つの理由が考えられます。
1回目から効果がない場合
【理由1】注入量が足りない
これは単純に注入量を増やすことで解消できるケースです。注入量の目安は下記が参考になります。
画像引用:湘南美容クリニック(ワキガ・多汗症治療)
ちなみに私はいつも、両ワキ合わせて50~60単位で受けています。
【理由2】薬剤の種類が合わない
脇ボトックス注射にはいくつか種類があります。
どの薬剤も「A型ボツリヌス・トキシン」がベースになっていますが、メーカーや製造国が異なります。
代表的なものはこのあたり。
- ボトックスビスタ®(BOTOX VISTA®):アメリカ/アラガン社
- リジェノックス(REGENOX):韓国/ヒューゲル社
- ニューノロックス(Neuronox):韓国/メディトックス社
- コアトックス®(CORETOX®):韓国/メディトックス社
- ディスポート(Dysport):イギリス/イプセン社
- ゼオミン(Xeomin):ドイツ/メルツ社
体質によって合う合わないがあるので、効かない・効果が弱い場合は、実際に試しながらご自分に合うものを見つけていくしかありません。
ちなみに「ボトックス」はアラガン社の「ボトックスビスタ®」のことを指しますが、それ以外のボツリヌス・トキシンでも作用としては同じです。
私はいつも韓国製の「リジェノックス」や「ニューノロックス」を受けています。「ボトックスビスタ®」も受けたことはありますが、効果は持続期間は変わらなかったので、安いもので充分満足しています。
【理由3】重症すぎてカバーできない
比較的稀なケースですが、発汗量が多すぎる場合は、注入量を増やしても汗をブロックしきれないケースがあります。
この場合は、残念ながら脇ボトックス注射では治療が難しいため、ミラドライ(マイクロ波で汗腺を破壊する治療)や汗腺除去手術を検討する必要があります。
以前は効いたのに、何度も受けているうちに効かなくなった場合
【理由4】薬剤に対して耐性ができた
ボトックス注射は、繰り返し注射することで耐性ができる場合があります。
この場合は
- 薬剤や注入量を変える
- 耐性のできにくい薬剤を選ぶ(コアトックス®、ゼミオンなど)
で解決できます。
値段的には、コアトックス®よりゼミオンのほうがお高めです。
2回目以降は、1回目よりも効果が落ちる
私は今までに脇ボトックス注射を6回受けていますが、1回目に比べて2回目以降は効果が弱いように感じました。
- 1回目:発汗抑制 100%
- 2回目以降:発汗抑制 秋~春は80%、夏は70%ぐらい
3回目以降も80%ぐらいを維持している感じで、それより効果が落ちた感じはありません。また、効果のピークは1~2週間後ぐらいでした。
効果の感じ方や薬剤耐性は、人によってかなり差があるそうなので参考までに。
脇ボトックス注射はワキガには効かない
意外かもしれませんが、脇ボトックス注射は、ワキガには直接的な効果はありません。
なぜなら、脇には2種類の汗腺があり、ワキガと多汗症は違う汗腺から出る汗が原因となっているためです。
画像引用:湘南美容クリニック(ワキガ・多汗症治療)
- アポクリン汗腺:体臭のもとになる汗(ワキガの原因)
- エクリン汗腺:体温調整の汗(多汗の原因) ←脇ボトックスはこちらに作用
ただし、ワキガは「脇汗+雑菌」が合わさることでニオイを発するため、脇汗が減ることでワキガ臭にも多少の効果は期待できます。
ワキガにお悩みで手術には抵抗があるという方は、まず脇ボトックス注射を試してみるのがおすすめです。
脇ボトックス注射の効果と持続期間
脇ボトックスの効果は注射後3~4日目から出ることが多く、遅くても1週間後には効果が実感できます。
持続期間は、個人差がありますが約3~6ヶ月ほど。
いきなり効果がなくなるわけではなく、ジワジワと少しずつ汗の量が増えていくイメージです。
私の場合は4ヶ月ほどは効果が続き、そこから徐々に効果が弱くなってきて、6ヶ月後には完全に効果がなくなります。
脇ボトックスの値段
使用する薬剤にもよりますが、自由診療だとかなり値段に開きがあります。
- 保険適用:2.3万~3万円前後(別途、初診料や再診料がかかる場合もあり)
- 自由診療:1.5万~15万円前後
さすがに10万円超えは高すぎ‥と思いますが、安いクリニックだと 1.5万円程度(※1)で受けることができます。
※1:湘南美容クリニックの料金(2020年5月現在)
私はいつも湘南美容クリニックでお世話になっています。
なぜ湘南美容クリニックなのか
単純に安いからです(笑)。
60単位で1.5万円(※2020年5月現在)、さらに初診料・再診料が無料なので、かなりコスパ良し◎
さらにクリニック数が多いので、仕事帰りやお出かけついでにサクッと寄れるのが便利なんです。
ちなみに、湘南美容クリニックで扱っているのは「ボトックスビスタ®」「リジェノックス」の2種類。
耐性が気になるという方は、「コアトックス®」を取り扱っている東京美容外科もおすすめです。
ちなみに、初診・再診料が2,000~3,000円かかるクリニックもあるので要注意。
湘南美容クリニック・東京美容外科はどちらも無料なので、安心して通えます◎
まとめ
以上、脇ボトックスが効かない原因と対処法について解説しました。
脇ボトックス注射は、手軽にできる最強の脇汗対策です。脇汗にお悩みの方は、一度はこの快適さを味わってほしい‥!
脇ボトックス注射の体験談や費用の比較も記事にしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
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