薄毛歴10数年の森乃です。
わたしが体験した自毛植毛手術の様子や術後の経過を、写真とともに綴っています。
薄毛にお悩みの女性や自毛植毛を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください(*^_^*)
つむじハゲに気づいてしまった中学時代
薄毛が気になりだしたのは中学生の頃。
普段から抜け毛が多く密度が少ない私の髪ですが、特に気になるのが頭頂部まわり。
一生懸命へアセットしてもパカッっと割れてしまう「つむじ割れ」が本当にコンプレックスでした。
↓自毛植毛前の私のつむじ
大人になってからは育毛シャンプーや育毛サプリ(パントガール)、1万円以上の高価な育毛剤、発毛剤まで薄毛によさそうなものを試してきましたが、「これは根本解決になっていないのでは…。一生使い続けなきゃいけないの…?」とモヤモヤ。
そんななか、たまたま友人(女性)がおでこに植毛するという話を聞き、はじめて「自毛植毛という選択肢がある」ことを知りました。
私が受けたのは、アルタス(ARTAS)植毛
自毛植毛=男性、というイメージがあるかもしれませんが、自毛植毛は女性の薄毛治療にも有効です。
私が受けた自毛植毛は、アルタス(ARTAS)という植毛ロボットを使用した植毛手術。
アルタスはドナー(毛根)採取専用のロボットで、自動で良質なドナーを選別し、採取してくれるというものです。
【アルタス植毛のメリット】
- 費用が安い
- 自動で良質なドナーを判別、採取できる
- 傷が小さいため、治りが早く痛みも少ない
- 手術が比較的短時間で終わる
【アルタス植毛のデメリット】
- 取り扱っているクリニックが少ない
- ドナー採取部分(後頭部)を刈り上げる必要がある(※ロボット植毛以外でも刈り上げる場合はある)
一部のサイトで「ロボット植毛=高い」という記事を見かけますが、医師の作業を自動化するためアルタス植毛のほうが費用が安いケースがほとんどです。
わたしの場合は頭頂部(つむじ)への植毛500株で45万円ぐらいでした。
私がアルタス植毛を選んだ理由
私がアルタス植毛を選んだ理由は以下の通り。
- 費用が安い
- 良質なドナーを採取できる
- 傷が目立ちにくい
また、勘違いされやすいのですが、ロボットは「採取のみ」でドナーを植えるのは「医師がひとつずつ手で行う」ということ。
そのためロボット植毛=仕上がりがよくない、ということはありません。
自毛植毛手術、当日を迎えて
さて、カウンセリングを受けてオペ日を決め、待ちに待った手術日。
当時会社員だったため、植毛を決意してから日程の調整に1ヶ月ほど時間が掛かってしまいましたが、休みを取りやすい環境であればもっと早めに手術日を決められると思います。
手術後最低2日間は安静に過ごすため、金曜日に有給休暇を取りオペを受けることに。
前日はお酒を控え、体調にも気を配りつつ早めに就寝しました。
いつもは夜風呂派ですが、手術当日は洗髪ができないためしっかりめに朝シャンを。
また、朝食は麻酔を使用するために2時間前までに済ませるようにと指示があり、しっかりと食べてから時間に余裕を持って向かいました。
必要な持ち物や前日の準備などは、事前のカウンセリングで案内があるので安心です。
あとは心の準備だけ・・!
自毛植毛の手術当日はどんな服装?
クリニックに向かう服装は、頭を通さずに着替えることができる首の開きが大きめのインナー(キャミソール)に、前開きのカーディガン。
男性の場合もシャツなど前開きの服装がおすすめです。
植えたドナーを死守するため、くれぐれも襟のつまったTシャツやタートルネックは避けてくださいね。
私は念のため麻酔液や血液で汚れてもいいもの(汚れることはあまりなさそうですが)を着ていきました。
自毛植毛の施術は麻酔を使用するため、ヒールはNG。スニーカーなど歩きやすいぺたんこ靴がおすすめです。
また、麻酔の影響や手術で体力を消耗するため、車の運転は避けるように指示がありました。
帰り道に公共機関を使用する方は帽子やマスクがあると安心かもしれません。
私はタクシーで3,000円ほどの距離でしたので、行きは電車、帰りはタクシーを利用することに。
包帯を巻いた状態で帰宅するので、遠方の方はクリニックの近くにホテルを取ると安心かと思います。
まずは医師のカウンセリング
クリニックに到着し受付を済ませると、まずは個室に案内され、同意書の記入とアンケート、そしてカウンセラーの方から1日のスケジュールについて説明を受けました。
お昼はクリニック内でとるので、来る前にコンビニでお昼ごはんを購入。この辺りも事前に案内があるので心配御無用です。
事前に支払いをしているので、手術当日は特に費用はかかりませんでした。(お昼ごはんは自己負担)
説明が終わるとオペ着に着替え。
着替えると、いよいよ手術が始まるんだなと実感が湧いてきます…!
そして、執刀医と再度すり合わせ。
事前のカウンセリングでグラフト数(株数)や植える位置は相談しているので、施術法の再確認、植毛する範囲やドナー採取の箇所、デザインの確定、そして必要な株数を再確認します。
また、手術における麻酔などのリスクの説明を受けました。
私はつむじ割れとつむじ周辺の薄さが気になっていたので、つむじ~つむじの上のほうに植毛してもらうことにしました。
今回の植毛数は500グラフト(500株)です。
自毛植毛は、とにかく植えればいい!というものでもないそうで、植えられる毛根の密度は予め決まっているそうです。
植物や作物も密度が高すぎると栄養が行き渡らず枯れてしまいますよね。
髪もそれと同じ。適度に間隔を空けて植えることで、しっかりと定着し健康で丈夫な髪に育てることができるのです。
マーキングと後頭部の剃毛
さぁ、いよいよ手術の準備。
ドナー採取を行う後頭部の下のほうをざっくりとブロッキング。刈り取る位置を決めて、マーキングしていきます。
後頭部の毛は女性ホルモンによるもので抜けにくく定着しやすいのだとか。
確かに男性も後頭部の髪は残りやすいですよね。
そして…どどーん!
思いっきり刈り上げです。
これが自毛植毛500グラフトの刈り上げ具合。
後ろ姿は結構衝撃的ですが、髪を下せば見えなくなります。
男性は髪で隠せないので、ツーブロックにする方もいればケガで通す方もいるのだとか。それでも1週間もすれば馴染んでくるようです。
この点に関しては女性のほうがハードルが低いかなと思いますが、短めのボブやショートヘアだと刈り上げた部分が隠しにくいかもしれません。
こちらはbeforeではなく、刈り上げ直後の写真です。刈り上げた部分はまったく見えないので一安心。
ただ風が吹くとちょっと気になるので、1ヶ月ほどはまとめ髪にして過ごしていました。
そして気になるこのつむじ。
無造作な状態だとパカッと割れます‥(泣)
もうすぐこの割れるつむじが克服できるのかと思うと、もうワクワクして仕方がない!
来年の今頃はロングヘアにする!と、このときから心に決めていました。
森乃の自毛植毛日記は続きます。
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